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一人でも多くへ届け“本物の”ニュージーランドワイン

信濃屋とサザンクロスの10年間の歩み

信濃屋とはどれくらいからのお付き合いになりますか。
檀原:

開業初期からお付き合いさせていただいているので、かれこれ10年以上になります。我々の歩みを全て見てくれていると言っても過言ではありません。ありがとうございます。

加藤:

こちらこそ長くお付き合いいただき、ありがとうございます。確実に…サザンクロス全スタッフの誰よりもニュージーランドにご同行させていただいております(笑)

インヴィーヴォで信濃屋オリジナルワイン”ログ・ジパング”を造らせていただいてからどれくらい経ちましたか。
檀原:

何年目のヴィンテージになりますかね…2024年ヴィンテージがリリースされると、ちょうど10年目の記念ヴィンテージになるのでしょうか??今までの販売数量で言うと約10万本になりますね。素晴らしいです。

加藤:

微力ながらニュージーランドワインの普及に尽力できていれば嬉しいです。2014年が1stヴィンテージだったので感慨深いですね。本当にありがとうございます。

檀原:

今では”世界”で唯一のプライベートボトルになりましたから、素晴らしい事だと思います。海外ではサラ・ジェシカ・パーカー※5グラハムノートン※6がインヴィーヴォでプライベートワインを造っていますが、その両者を除くと信濃屋オリジナルワインだけになりました。これだけ長く継続できていることが、とてもすごいと改めて感じています。

※5 グラハムノートン ソーヴィニヨン・ブランの詳細はこちら

※6 インヴィーヴォ×サラ・ジェシカ・パーカー マールボロ ソーヴィニョン・ブランの詳細はこちら

加藤:

毎年、良い区画のブドウを使用してくれているのを飲むたびに感じますし、年々品質が高くなっている印象があります。また、それだけの本数を造っているという事はお客様に支持され飲まれている証拠なので、今後も途絶えることなく継続させていきたいと思います。なので、価格の方はよろしくお願い致します(笑)

檀原:

必至で…必死でがんばってます!!もう一つ、継続できている要因の大きな理由があると思います。それは、加藤バイヤーがインヴィーヴォの生産者に遠方(日本)から現地を訪問して顔を合わせていることも重要だと思います。やはり人と人なので、そこは誠意が伝わるからこそ気持ちを込めて造ってくれているのだと思います。

サザンクロスから見た信濃屋はどんな印象ですか。
檀原:

お世辞抜きに類稀なセレクトショップだと思います。

加藤:

ありがとうございます。ここは一字一句使わせていただきます(笑)先日は、六本木の新店舗※7にもお越しいただきありがとうございました。そう思っていただけたのは実店舗をご存知だからでしょうか。

※7 信濃屋の新店舗六本木店の詳細はこちら

檀原:

もちろん、昔から存じております。先日訪問した六本木も激戦区ではありますが、今までの店舗と差別化もされており特徴をはっきり感じました。全店においてはエントリーレベルからグラン・ヴァンまで厳しく選定されている印象を持っています。都内にも10店舗以上構えており、規模も大きいのにディスカウントショップ寄りにならずに、しっかりとコンセプトを持ってワインセレクトをさせていると思います。

加藤:

ありがとうございます。コンセプトが伝わっておりとても嬉しく思います。

今後の信濃屋に期待することはありますか。
檀原:

業界のリーディングカンパニーとして、継続してワインを普及してくれることを期待しております。

加藤:

気を引き締め直してがんばりたいと思います。やはり弊社の事業や店舗数的にも、量販店のような印象を持たれている方々も少なからずいらっしゃると思います。そこを打破して、よりワインの魅力を発信しながら、お客様に支持されるお店・人材を育てていくことでワイン業界を盛り上げて、たくさんの人々に美味しいワインを届けていければと思います。

檀原:

以前、あるインポーターの若い営業の方と名刺交換をした際に「インヴィーヴォ!?あのログ・ジパングの!?」「ログ・ジパングに出会ってワインを好きになりました」と目をキラキラさせて言われたことがあります。とても嬉しかったことを今でも忘れません。これだけリピートして愛されるワインを一緒に届けられていたんだなと感じることができました。

加藤:

その話を聞いたときは、我々が働いているやりがいを実感できた瞬間でした。ワインを販売して、お客様に喜んでもらえることはもちろん幸せなことですが、ワイン業界の裾を広げていくことへの取り組みにもなっているのかなと思えるエピソードを聞けて…その時は純粋に、心から嬉しかったのを覚えています。

檀原さんがワインに興味を持ったキッカケは何だったのでしょうか。
檀原:

最初は、オーストラリアへワーキングホリデーに行くための資金集めで、オーストラリア専門のワインバーで働いたのがワインとの出会いになります。渡航する為に10ヶ月程度働いた際に、ワインを扱うようになってから好きになり、ワーキングホリデーの際にもワイナリー訪問もして、気が付けばワインに魅了されてました。

加藤:

そうだったんですね。では、印象に残っているワインなどはありますか。

檀原:

ニューワールドから飲み始めたので、熟成したワインを飲んだ時の印象は忘れられずに覚えています。しばらくボトルを保管していましたので、銘柄もちゃんと覚えていますよ。ウルフ・ブラス ブラックラベル※8です。それまで、熟成したワインを飲んだ経験が乏しかったので、綺麗に熟成したワインを飲んだその時は衝撃でしたね。

※8 ウルフ・ブラス ブラックラベルの詳細はこちら

最後に、ニュージーランドワインを飲んだことない方にメッセージはありますか。
檀原:

あんまり小難しく考えずに、アウトドアで気軽に楽しんで欲しいと思います。スクリューキャップなので、今のシーズンは特にアウトドアに最適です。まずは王道のソーヴィニョン・ブランから手に取ってもらって、ニュージーランドワインからニュージーランドに行きたいなと思ってもらえるとこれ以上の喜びはありません。

加藤:

今年は残暑や秋が長そうなので、今の時期にはピッタリですね。気軽に買える価格帯が魅力のニュージーランドワインでもあるので、本当に気兼ねなく気心知れた大切な方たちと…できれば海の見えるロケーションで(笑)ニュージーランドを感じてほしいですね。本日はお忙しい中ありがとうございました。

あとがき

今回はこの以信伝心としては初めて”代表取締役社長”にインタビューを行いました。その時間でニュージーランドワインに限らず、ワインがもたらすポジティブな循環を体感することができました。そして、ニュージーランドワインのシェアはわずか1%だけかもしれませんが、そこには99%の可能性があると前を向いていく…そんな生き様さえも感じることができました。そして、この記事を読みながらワインを飲んで欲しいと思えるインタビューになったのではないかなと思います。少しでもそんなポジティブな気持ちが届き、読者の方が新しいワインの扉を開くキッカケになってくれることを願っています。

末筆ながら、檀原ご夫妻に感謝の気持ちを伝えさせていただきます。インタビュー以外の部分でも、ワインのことはもちろん、プライベートなお話も聞かせていただきまして誠にありがとうございました。辛い苦しい時期のことも明るくお話され、今を全力で生きるお二人の姿はワイン業界の南十字星のように感じました。

信濃屋オリジナルワイン”ログ・ジパング”も2024年ヴィンテージで記念すべき10周年。「スイートテン”ログ・ジパング”」を求めに…来年もニュージーランドに行きましょう!!

インタビュー:加藤 雅也/文:升田 浩輔/撮影:浦川 なお

檀原ご夫妻と信濃屋バイヤー加藤
撮影場所:江ノ島小屋

この記事のインタビュアーは・・・

加藤 雅也 -Kato Masaya-

鳥取県出身。ホテルオークラ東京(現TheOkuraTokyo)で当時、国内随一の人気と格式のあるフレンチレストランLaBelleEpoqueにてサービスに従事。数々の海外星付きシェフのフェアなど経験し、フランス料理の神髄とサービスマンとしての振舞いを学ぶ。その後、丸の内再開発プロジェクトとしてOPENした、ミクニ・マルノウチにてソムリエに就任し、当時PP100点のボルドー ワインを全てオンリストするなどして話題に。そして若手ソムリエコンクール(当時25歳以下)にてファイナリストを経験。ソムリエとして更なる飛躍を目指し、当時パリ一つ星「STELLA MARIS」 の吉野建氏が東京にOPENした「tateru yoshino」のソムリエに就任。 現在は、信濃屋のワインバイヤーとして、ソムリエとしての経験と世界11ヶ国のワイン生産地を訪れた現地での情報を基に、ビギナーからプロフェッショナルまで楽しめるワインショップとして業界で注目され続けている。 また人と人との出会いを大切に、オン・オフのマーケットの交流とリテールに携わる人々の社会的な向上をはかり広く社会へ貢献することをモットーに日々奮闘中。

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