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日本ワインとその魅力を世界に発信するMiss Wine

感性のままにワインと触れ合ってほしい

日頃どのようにワインを楽しんでいますか。
島田:

私にとってワインは、生活の一部になっています。基本的に夜に飲むことが多いですが、その日の気分に合わせたワインを選ぶのが至福の時です。自分へのご褒美に少しリッチな5,000円程度のワインを購入して家飲みを満喫したり、自分の大好きな長野県産のメルロやブルゴーニュを飲んだりもします。ウキウキするような出来事があれば、心弾むような可愛らしい味わいのマスカット・ベーリーAやスパークリングワイン。少し嫌な出来事があった時は、気分転換になるような爽やかなソーヴィニョン・ブランを選びます。

加藤:

本当に日頃からワインを楽しんでいるのが今の話からも伝わってきます。これから島田さんのSNSを拝見する際には、どんな気分でワインを飲んでいるのかも考えながらSNSを覗いてみたいと思います。

島田:

また四季の移ろいに合わせてワインを楽しむことができるのも日本ならではの楽しみ方だと思います。夏の旅行では、い草の香る旅館の和室で勝沼醸造※7の『甲州アルガーノ』を楽しみました。最近もひな祭りに合わせて蒼龍葡萄酒※8のロゼワインを開けました。ワインと共に季節の流れを感じることができてよりワインを楽しむことができました。

※7 勝沼醸造について…こちらから

※8 蒼龍葡萄酒について…こちらから

美しさを保つため(美容の観点)でもワインは必要な存在ですか。
島田:

必要だと思います。大前提に適量を飲むことが大切です。適度なワインの摂取が美容に有効であるということはみなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
有名な話ですと、赤ワインに含まれるポリフェノール成分は抗酸化作用が期待でき、白ワインに含まれるクエン酸やアミノ酸などの有機酸は腸内環境を整えることは今では広く知られています。イベントなどでワインラヴァーの皆様が若々しくいらっしゃるのを見ていると、こういった要因もあると思います。

加藤:

成分もさることながら、飲む時間も大切ですよね。ワインを飲むことで心が和らぐリラックス効果も期待できると思います♪

仕事での信条はありますか。
島田:

傲り高ぶらずに自分を理解することを心掛けています。イベントに参加したり、ワイナリーを訪れると親切なおもてなしを受けることが多々あります。しかし、自分はワイン業界では新参者なので、教えていただくことばかりです。華やかな場所もありますが、自分を理解して地に足を付けて活動していきたいと思っております。ワインスクールでアシスタント業務をさせていただいたりしているのも、イベントなどで裏方の方々がいらっしゃるからこそ成り立っていることを理解するができ、私にとっては大切な時間です。

島田:

あとは、現場を体感することを大切にしています。プライベートでも仲良くしてくれているブドウ農家さんがいらっしゃいます。枝の剪定作業から収穫まで一連のお手伝いを自ら志願しています(笑)いくら勉強しても体験には敵わないと思っております。私は体験をしないと熱を持った言葉を発することができません。ソムリエでもなければワイン講師でもないので、その体験を通して生産者やワインのエピソードなど…温度を感じる発信をしていくことを信条にしています。

加藤:

素晴らしいですね。また黙って聞き入ってしまいました。

今後、日本ワインの魅力をどのように発信していきたいですか。
島田:

誰にでも入りやすいワインの入り口を創っていきたいなと思います。私も無知の状態で入りましたが様々な方が優しくワインのことを教えてくださいました。今度は私がそんな役割を担いたいなと思います。

加藤:

一歩踏み込んで質問をすると…具体的にはどんな活動をしたいですか。

島田:

私にしかできない発信をしてきたいなと思います。コンテストで使われるような『スイカズラ』『菩提樹』の香りや、余韻の長さなど…そういった伝え方ではなく『森の中を散歩しているような緑の香り』『初恋のような甘酸っぱい香り』など…感性を大切に表現をしてワインを楽しむキッカケになりたいなと思います。

島田:

『何を目指しているの』とか『何をしたいの』など聞かれることもあります。しかし、こうなりたいから…というのが好きではないです(笑)純粋に本当に好きで素敵だなと感じたから多くの人にシェアしたい。素敵なワインや生産者・生産地域の魅力が伝わってほしいなと思います。私の人生に寄り添ってくれたワインという存在に恩返しできるよう、これからも自分らしくワインを通して『人と人』『人とワイン』『人と地域』『造り手と消費者』など…ワインでたくさんの繋がりができるキッカケを創れるようにこれからも頑張っていきたいと思います。

あとがき

今回は初めて女性をゲストに迎えての以信伝心となりました。過去の配信とはまた違った観点からワインの魅力を感じることができました。印象的だったお父様とのワインのエピソード。ワインは『時を楽しむ』という魅力があることを改めて感じました。ワインがあれば思い出に彩りを与え、より鮮明に記憶に刻まれるのかもしれません。何気なくワインを飲んだ時に思い出が蘇ったり…大切な過去に戻る事ができたり…ワインには味わいや歴史だけではなく、そんな魅力もあることに気付くことができたインタビューとなりました。これからワインを楽しむ方々も何を飲むかも大切ですが、誰とどんな時に飲むかも信濃屋に来たときは相談してワイン選びのお手伝いをさせていただければと思います。

インタビュー:加藤 雅也/文:升田 浩輔/撮影:浦川 なお/撮影協力:AUXAMIS  TOKYO

この記事のインタビュアーは・・・

加藤 雅也 -Kato Masaya-

鳥取県出身。ホテルオークラ東京(現TheOkuraTokyo)で当時、国内随一の人気と格式のあるフレンチレストランLaBelleEpoqueにてサービスに従事。数々の海外星付きシェフのフェアなど経験し、フランス料理の神髄とサービスマンとしての振舞いを学ぶ。その後、丸の内再開発プロジェクトとしてOPENした、ミクニ・マルノウチにてソムリエに就任し、当時PP100点のボルドー ワインを全てオンリストするなどして話題に。そして若手ソムリエコンクール(当時25歳以下)にてファイナリストを経験。ソムリエとして更なる飛躍を目指し、当時パリ一つ星「STELLA MARIS」 の吉野建氏が東京にOPENした「tateru yoshino」のソムリエに就任。 現在は、信濃屋のワインバイヤーとして、ソムリエとしての経験と世界11ヶ国のワイン生産地を訪れた現地での情報を基に、ビギナーからプロフェッショナルまで楽しめるワインショップとして業界で注目され続けている。 また人と人との出会いを大切に、オン・オフのマーケットの交流とリテールに携わる人々の社会的な向上をはかり広く社会へ貢献することをモットーに日々奮闘中。

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