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日本ワインとその魅力を世界に発信するMiss Wine

2019年Miss Wine 準グランプリ

島田 梨紗子-Shimada Risako-

Profileプロフィール

東京都出身。大学時代に運命の1本とも言えるワインと出会い、ワインの魅力に目覚める。生涯の趣味として「ワインを究めたい」「多くの人々とワインの楽しさを共有したい」という思いから、2019年に日本ワインのアンバサダーを生み出す「ミス・ワイン日本大会」に出場。約700名ほどの応募者の中から準グランプリを受賞。その後、一般社団法人日本ソムリエ協会(J.S.A.)ワインエキスパートを取得。現在も、一般企業にて勤務する傍ら、日本ワインの情報発信やPR活動を継続して行う。

<ご本人からのメッセージ>
ワインの美味しさだけでなく、産地の個性や造り手のエピソードなどを通して楽しく心温まるような発信をして「日常的にワインを楽しむ文化」を広めていくことでワイン業界に貢献していきたいと思います。

島田 梨紗子を紐解くキーワード

最初に〜今回のインタビューを行った背景〜

日本ワインの人気はもはやブームではなく、市民権を得て定着したと言っても良いだろう。令和3年1月の国税庁が行ったワイナリー数の集計では413場となっている。10年前と比べると1.5倍以上の増加となり2000年以降、躍進している日本ワインが如何に成長して食卓を彩ってきたかが数字からも見て取れる。

この躍進の陰には生産者の弛まぬ努力はもちろん、販売店やレストランなどワインに纏わる方々が忖度なしに日本ワインは美味しいと発信していることも後ろ盾になったことだろう。我々もこの以信伝心を通じて『発信すること』『伝えること』の重要性、その逆に難しさも実感している。今回はそんなワインの魅力を発信するアンバサダー『Miss Wine-ミス・ワイン-』コンテストにて2019年Miss Wine 準グランプリを受賞した島田 梨紗子さんに話を聞いた。

彼女とのインタビューを通じワインを楽しむという原点に立ち返ることができた。この記事を読んだ方もこれから出会うワイン1本が…人生に生きがいと彩りを与えてくれる存在になるかもしれない…

そして、このインタビューを読んで日本ワインに興味を持っていただいた方々に朗報です。この記事の中にキーワードが提示されています。今や稀少な日本ワインが購入できる『以信伝心読者限定の日本ワイン』をご用意しましたので、最後までお楽しみくださいませ。

2019年Miss Wine 準グランプリ:島田 梨紗子さん
撮影場所:AUXAMIS TOKYO

ワイン業界に貢献したいという想いと役割

Miss Wine-ミス・ワイン-とはどのような発信や役割を行っているのでしょうか。
島田 梨紗子(以下、島田):

日本各地で造られるワインの魅力を個々の発信力やプレゼンテーション力を磨き、多くの人々へ日本ワインの魅力を伝えていくことをコンセプトとして活動しております。またワインの魅力だけに限らず、各地域に根付く伝統文化や産業の魅力を発信して地域活性化に貢献するという目標もあります。

加藤 雅也(以下、加藤):

素晴らしい活動だと思います。

島田:

ありがとうございます。長野県の塩尻を中心に活動しておりますが、長野県に限らず全国各地の魅力を発信しております。その存在はまだ広く知られていませんが…(笑)

Miss Wine-ミス・ワイン-に出場する前と、コンテストを終えて素晴らしい結果を残した後の変化はありましたか。
島田:

正直、コンテストに出場する前はただの吞兵衛でした(笑)本当にワインのことは知らなくて…ただ日常的にワインを楽しんでいました。当時、知識は無くても美味しい・楽しい・癒される…そんな時間でした。そんな折、コンテストの存在を知りました。Miss Wine-ミス・ワイン-のコンテストは大会本番までに数か月のセミナーや合宿があります。そこではワインやマナー講座など様々な講義を受けることができます。ワインスクールなどは決して安くはありませんので、この機会にワインや品格などを学ぶことができ、大好きなワインのPR活動にも参加できるかもしれない…こんな良い話はない!!しかもセミナーなどは無料(笑)出場前は、そんな軽い気持ちで参加していました。

加藤:

『好きこそ物の上手なれ』というものですね。動機はどうであれ、行動に移せることでできた成功体験ですね。受賞した年に、まさに活動が始まるタイミングでの新型コロナウイルスが流行し始めた時期だったと思いますが、行動制限がある中どのような活動や想いがありましたか。

島田:

1年間しかない任期中の活動は思い描いたように上手くは進みませんでした。しかし今振り返ると、インプットすることができて大事な準備期間だったと思います。私が準グランプリを受賞させていただいた時は、自分以外の受賞者は有資格者だったので、イベントなどで同席した際に知識の違いを感じて焦りを感じていました。そこでこの期間に、自分の言葉に説得力や価値を付けるために、ワインエキスパートの資格を取得しました。資格を取った後は、それまでの発信とは内容もより大切にすることを心掛けました。私のインスタグラムは長文が多いのですが…(笑)見た方が「おススメしていたワインを買いました」「紹介していたワイナリーに行ってみました」など反応して下さる方が増えてきて、自分の発信が誰かのワインライフの喜びになっていることに大きな喜びを感じました。コンテスト出場前では想像できなかった、たくさんの貴重な体験をさせてもらっています。本当に有難くて感謝の気持ちでいっぱいです。

Miss Wine準グランプリという肩書にプレッシャーを感じたりすることはありますか。
島田:

まだまだMiss Wine-ミス・ワイン-がそこまでメジャーになっていないので…(笑)プレッシャーを感じるということは少し違うかもしれません。ただ、イベントに出席する際やワイン業界の方に自己紹介をすると「ワインに精通しているのだろう」などの印象はあるようなので、間違った情報や知識を発信してはいけないなという意識はあります。華やかな印象が持たれるMiss Wine-ミス・ワイン-ではありますが、そこは実直に正しい情報やワイン・生産者などの魅力を伝えていきたいなと心掛けています。

加藤:

私も国内を周っている際に、Miss Wine-ミス・ワイン-の存在は業界では知られていると思っていたのですが…生産者の方や業界でもまだ知名度は高くないなと感じる瞬間は少なくありません。その際にはいつも、こんな活動をしていて、こんな方々なんですよ…など私も会う方々に微力ながら宣伝しています(笑)