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以信伝心1周年特別企画 第1回ワインサミット

心の共鳴〜以信伝心 2024年へ〜

Dessert

和栗のスフレ(中央) タイベリーのソース(右)

生クリームとアングレースのソース 和栗のペースト(左) 

White Wine

ドメーヌ・モン Mont Kern-モン・ケルン-[2022]

加藤のコメント:

余市町登地区の安芸(あき)ヴィンヤードで育てられたケルナーを使用したワインです。微発泡性で、辛口ながらケルナーらしい上品で華やかな香りと優しい味わいが特徴のワインです。山中さんにお会いすると分かりますが、ドメーヌ・モンのワインは共通して「やさしい」味わいがあります。デザートタイムにも、ホッとするような雰囲気を与えてくれるそんな時間に楽しみたいです。

成澤:

約2時間の会食もデザートタイムとなりましたが…ここまで主催者である信濃屋の話題があまり挙がっておりませんがよろしいのでしょうか(笑)

加藤:

流石のお心遣いありがとうございます。しかし、我々のことは全然大丈夫です(笑)実際に、初対面の方々も多い中で初めての会となりましたが、楽しんでいただけましたでしょうか。

成澤:

今回の会で、多岐にわたる業種の方々と交流することができて楽しかったです。職業柄ソムリエやインポーターの方とは接点はありますが、小売店(信濃屋)の方が主催という点でもとても斬新でした。今回のように様々な分野からワイン関係者が集まったことで、新たな視点を得る絶好の場となりました。ありがとうございます。あと…全然脈絡がないですが、信濃屋六本木ヒルズ店のナチュラルワインの品揃えは素晴らしかったですよ!!

神田:

渡辺シェフ※9も豊洲店を利用しているということですので、業界内での知名度が高いと思います。これからは、ナベノ-イズムでワインをどこで買ったら良いかを聞かれた際には「信濃屋」をお勧めさせていただきます!!

信濃屋関係者:是非お願いします!!

加藤:

お二人とも探し出したようにありがとうございます(笑)新しいコンセプトで取り組んだ六本木ヒルズ店※10ですので、成澤さんや神田さんにお褒めの言葉をいただけると嬉しいです!!

神田:

あとは、普段は関わる機会のない方々と深い話をする貴重な機会をいただけことに感謝しています。加藤さんと一緒に働く機会に恵まれていなければ、今日のこの場にもいることはなかったでしょう…紡いでくれたご縁に感謝したいと思います。

島田:

普段は日本ワインに頭まで浸かっているため閉鎖的な考え方になりがちですが、異なる視点からの意見を聞くことができてとても勉強になりました。そして、素敵なハロウィンを過ごすことができました。ありがとうございます。

※撮影当日がハロウィン(10月31日)でした。

檀原:

私共の課題点である「高級レストラン」にニュージーランドワインを取り扱ってもらうことのヒントや、ニュージーランドワインをもっと普及させられる光明を見出すキッカケを与えてもらったと感じています。現役のトップソムリエの方々から活きた情報を聞くことができて、とても有意義な時間となりました。

青木:

インポーターの立場では知識が偏りがちになることもありますが、この機会で新しい発見がたくさんありました。この経験を会社に戻った際に、若手社員にも同様の経験をもたらす機会を作り、この経験を共有することを自社で実現したいと思います。

加藤:

フィールドは違えど本日も我々の思いに共感し、お集まりいただきましたことに心から感謝申し上げます。今後、以信伝心に出演したことを誇りに思ってもらえるように成長し続けることが恩返しになると考えています。そして、我々ができること以上の結果や取り組みをして、お付き合いいただく皆様やお客様の期待を超えることを心掛けていきたいと思います。
以前、成澤さんも仰っておりましたが「未来へ繋げていくこと」。先人の努力によって築かれたものを、より高い価値を持つものに昇華させ、次世代に引き継いでいくため以信伝心を通してワインの価値、そしてワイン業界の価値を向上させる努力を今後も継続していきたいと思います。今後もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

※9 東京浅草駒形にあるrestaurant Nabeno-Ism(ナベノ-イズム)の詳細はこちら

※10 信濃屋六本木店の詳細はこちら

おわりに

ここ最近の中でも1年の歳月があっという間に過ぎた1年となりました…そんな1年の中でも「以伝心」を通して我々も出演いただいた方々から多くの経験と学びをいただきました。

「以伝心」にご出演いただきました成澤さん・青木さん・島田さん・檀原さん・山中さん・神田さん。我々の拙い言葉では表しきれないほどの思いを胸に心から感謝いたします。

そして、読者の皆様・信濃屋をご愛顧頂いている皆様に改めまして感謝を申し上げます。今後もより一層の努力と情熱を持って、皆様にとって価値あるサービスを提供し続けてまいります。

そんな信濃屋の新しい取り組みとして…

2024年1月16日(火)虎ノ門ヒルズに新業態となる複合型店舗「cask」がオープンします!!今回の出店に際しては株式会社エーディーエモーションが運営するワインレストラン「W(ダブリュー)」をストア内に併設し、信濃屋のスーパーマーケットとレストランが融合した複合業態での出店となります。

新業態である「cask」は、生産者や地域と都市生活者を繋ぐメディアとしての大きな責任を担う場所と位置付けています。代々伝わる人間の知恵や伝統的な技法によって手づくりされるものを大切にする信濃屋として、昔から木材を活用してサステナブルな方法で作られてきた「樽(たる)」をイメージし、コンセプトショップの名称として「cask」と名付けました。

詳細はこちら

ワインの重要な要素の一つとして、テロワールが挙げられます。我々が考えるテロワールの概念には、ワインを取り巻く環境も含まれています。今後も、造り手やインポーター・レストランなど、ワインに情熱を持つ方々の熱意を受け継ぎ、皆さまにその魅力を伝えながら、ワインを含めた食文化を未来へつなげることを大切にして取り組んで参ります。

最後に…今回、こちらのワインサミットにおいて記念すべき乾杯を彩りました「セクレ・タンドレ」が数量限定で入荷をしております。この「セクレ・タンドレ」は特別に、コルクを麻ひもで固く結び装飾のようにボトルに巻き付けられています。ちなみに…麻にも花言葉が3つ存在します。「結果」「宿命」そして「運命」。

もう間もなく年末年始に向かっていきます。今年の「結果」のご褒美に。そして、運命の糸に導かれた出会いの喜びに…「セクレ・タンドレ」を開けて素敵な年末年始をお迎えください。

インタビュー:加藤 雅也/文:升田 浩輔/撮影:浦川 なお

撮影場所:Restaurant TOYO

ギャラリー

この記事のインタビュアーは・・・

加藤 雅也 -Kato Masaya-

鳥取県出身。ホテルオークラ東京(現TheOkuraTokyo)で当時、国内随一の人気と格式のあるフレンチレストランLaBelleEpoqueにてサービスに従事。数々の海外星付きシェフのフェアなど経験し、フランス料理の神髄とサービスマンとしての振舞いを学ぶ。その後、丸の内再開発プロジェクトとしてOPENした、ミクニ・マルノウチにてソムリエに就任し、当時PP100点のボルドー ワインを全てオンリストするなどして話題に。そして若手ソムリエコンクール(当時25歳以下)にてファイナリストを経験。ソムリエとして更なる飛躍を目指し、当時パリ一つ星「STELLA MARIS」 の吉野建氏が東京にOPENした「tateru yoshino」のソムリエに就任。 現在は、信濃屋のワインバイヤーとして、ソムリエとしての経験と世界11ヶ国のワイン生産地を訪れた現地での情報を基に、ビギナーからプロフェッショナルまで楽しめるワインショップとして業界で注目され続けている。 また人と人との出会いを大切に、オン・オフのマーケットの交流とリテールに携わる人々の社会的な向上をはかり広く社会へ貢献することをモットーに日々奮闘中。

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