ワインをより楽しむためのメディア

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以信伝心1周年特別企画 第1回ワインサミット

Restaurant TOYO 統括支配人兼エグゼクティブソムリエ 成澤 亨太
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ファームストン株式会社 執行役員 青木 雅彦
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2019年Miss Wine 準グランプリ 島田 梨紗子
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ニュージーランドワイン専門インポーター 株式会社サザンクロス
代表取締役/CEO 檀原 正広
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restaurant Nabeno-Ism 支配人兼ソムリエ 神田 岳志
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Shinanoya 加藤 雅也

参加者紹介(プロフィール)

Restaurant TOYO 統括支配人
兼エグゼクティブソムリエ 成澤 亨太

ファームストン株式会社
執行役員 青木 雅彦

2019年Miss Wine
準グランプリ 島田 梨紗子

株式会社サザンクロス
代表取締役/CEO 檀原 正広

restaurant Nabeno-Ism
支配人兼ソムリエ 神田 岳志

Shinanoya 加藤 雅也

参加者の相関図

はじめに

ワインをより楽しむためのメディア「以伝心」は、皆様のご支援とご愛顧のおかげで1周年を迎えることができました。心より感謝申し上げます。

我々が開設時に掲げていた「ワインをより楽しむため」の目標に向けた冒険はまだ旅の途中です。その旅の途中にふと思うことがありました。それは、果たして「以伝心」が皆様のお役に立っているのか…ワイン業界を盛り上げる一翼を担っているのか…時に悩むこともありました。

しかし、今回の特別企画に参加していただきました皆様が、その悩みを晴らしてくださいました。我々の思いに共感をして「ワインをより多くの方々に楽しんでもらうため」惜しみなく経験と学びを与えてくれました。

その温かな支援に触れ、私たちも「以伝心」の大切さを改めて感じることができました。ここに参加してくださった方々、そして我々運営陣だけでなく、地元のレストランや気心知れた仲間との食事会においても、ワインが紡ぐ人々の絆を認識させられました。

一本の矢は単体では弱く脆いですが、多くの矢が団結することで大きな影響力を生み、新しい楽しみが生まれる…そんな期待を込めて今回の会を催しました。

読者の皆様無くして「以伝心」は成り立ちません。今回のワインサミットのほんの一部を切り取って配信させていただきました。是非お手元にグラスを持ちながら、一緒にワインサミットを楽しんでいただければと思います。

これからも「ワインをより楽しむため」の発信を楽しく伝えていきたいと思います。ワインをより楽しんでくれる方が一人でも多くなることを願って…今後も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

ペアリングも同時開催 〜ワインサミット開宴〜

Amuse-bouche

フルーツほおずき(上段:左)・千葉県八街産 落花生(上段:中央)・マッシュルームのブルーテ(上段:右上)

柿のミモレット 18ヶ月(中央)・銀杏(下段:中央)・石川芋(下段:左)

Champagne

ファニエル・エ・フィス-Faniel & Fils-

セクレ・タンドレ ブラン・ド・ブラン[2013]-Les Secrets d’Andre Blanc de Blancs[2013]-

ワインの詳細はこちら

撮影場所:Restaurant TOYO
加藤のコメント:

まずは信濃屋自社輸入のシャンパーニュで乾杯したいと思います。こちらはシャンパーニュ地方のヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区で注目を集める若き生産者『ファニエル・エ・フィス』のフラッグシップ『セクレ・タンドレ』です。2013年の生産本数も僅か646本、ワイナリーを訪問しても年間を通して試飲では2本しか開けないと断言しているキュヴェです。
ワイナリーのテイスティングで開封する内の1回は、世界最優秀ソムリエを獲得したフォール=ブラック氏との機会。そして、2本目は我々がシャンパーニュにいる彼の元を訪ねた時。生産者のマチュー氏はそう語ってくれています。そんな特別なシャンパーニュは今日のような日にはピッタリだと思い用意いたしました。それでは乾杯しましょう!!

セクレ・タンドレの感想はいかがですか
神田 岳志(以下、神田):

ブラン・ド・ブラン(シャルドネ100%)にしては酸味が比較的穏やかな印象を受けます。乾杯から少し時間が経った方がブラン・ド・ブランらしい風味が際立ちます。乾杯はもちろん、食中酒としても素晴らしいシャンパーニュだと感じました。

成澤 亨太(以下、成澤):

2013年のミレジメ※1だとまだまだ辛辣な酸味があるシャンパーニュも散見する中で、こちらは開けたてから酸味が穏やかで親しみやすい印象です。

※1 ミレジメとは…その年に収穫されたブドウのみを使って造られたシャンパーニュのこと

青木 雅彦(以下、青木):

我々や檀原さんが扱っている「南半球のワイン」もスパークリングワインには自信を持っておりますが…やはりシャンパーニュは特別だなと思える素晴らしい味わいです。

檀原 正広(以下、檀原):

そうですね。シャンパーニュ方式(瓶内二次発酵)のスパークリングワインは世界中にありますが、その中でもシャンパーニュは唯一無二。飲むと自然と笑みがこぼれてしまいますね(笑)

加藤:

ありがとうございます。近年シャンパーニュが高騰する中でも、檀原さんのご指摘どおりシャンパーニュは他に類を見ない存在であることを再確認しています。シャンパーニュを特別な存在にしている要素は何かを考えると、それが他のワインの普及にもつながるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

青木:

セールス目線でシャンパーニュで見習わなければならないところは、アンバサダーやシンボリックな存在がいるという点です。とても重要な存在で、シャンパーニュを広く浸透させている要因でもあると思います。

成澤:

確かにヨーロッパや有名メゾンではアンバサダーなどよく聞く話ですが、ニューワールドではあまり聞かないですね。今回は南半球のインポーター2社にミス・ワインもいらっしゃるので「オセアニア」としてのアンバサダーがいても、各ワイン産地の普及になるかもしれない面白い取り組みだと思います。

島田 梨紗子(以下、島田):

私でお役に立てることがあれば、お声を掛けてください。

男性陣:是非お願いします!!